![]() | 独断と偏見(仮) 発売日: 2025年06月17日頃 (著)二宮和也 出版社: 集英社 二宮和也による初めての〈新書〉。あえて文字だけの表現に挑戦し、さまざまなテーマで縦横無尽に語る。40代になった著者二宮が、これまで考えてきたこと、いま考えていることを凝縮した一冊。最新の“ニノ流哲学”がここに!<著者コメント>「最初に“新書で”というお話をいただいたとき、単純に写真ナシで文字だけという形態が自分にとっては新しい試みで面白そうだな、と。また、学問やビジネス向けのイメージが強い新書そのものの枠を広げて、読者層を厚くしたいという意図もいいなと思いました。さまざまなテーマについて自由に話しています。ぜひ読んでみてください」 |
![]() | 教養主義の没落 [変わりゆくエリート学生文化] 発売日: 2003年07月 (著)竹内洋 出版社: 中央公論新社 一九七〇年前後まで、教養主義はキャンパスの規範文化であった。それは、そのまま社会人になったあとまで、常識としてゆきわたっていた。人格形成や社会改良のための読書による教養主義は、なぜ学生たちを魅了したのだろうか。本書は、大正時代の旧制高校を発祥地として、その後の半世紀間、日本の大学に君臨した教養主義と教養主義者の輝ける実態と、その後の没落過程に光を当てる試みである。 |
![]() | 続・日本軍兵士ー帝国陸海軍の現実 発売日: 2025年01月22日頃 (著)吉田裕 出版社: 中央公論新社 アジア・太平洋戦争で約230万人の軍人・軍属を喪った日本。死者の6割は戦闘ではなく戦病死による。この大量死の背景には、無理ある軍拡、「正面装備」以外の軽視、下位兵士に犠牲を強いる構造、兵士たちの生活・衣食住の無視があった。 進まない機械化、パン食をめぐる精神論、先進的と言われた海軍の住環境無視……全面戦争に拡大する日中戦争以降、それらは露呈していく。 本書は帝国陸海軍の歴史を追い、兵士たちの体験を通し、日本軍の本質を描く。 |
![]() | 22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する 発売日: 2025年02月20日頃 (著)成田悠輔 出版社: 文藝春秋 お金の夢から醒めろ株価も仮想通貨も過去最高値を更新、生成AIの猛威が眼前に立ち現れ、かつてなく資本主義が加速する時代。お金や市場経済はどこへ向かうのか? この先数十年から百年かけて起きる経済、社会、世界の変容を大胆に素描。人の体も心も商品化される超資本主義の行き着く果てに到来する「測れない経済」。そこに出現する「お金が消えてなくなったデータ資本主義」は人類の福音となるか? 現実とも虚構ともつかない未来像を立ち上げる経済学者・成田悠輔の本領発揮! 貯金と投資なんかで夢見てる場合じゃない。凝り固まった思考を叩き割る社会構想の誕生を目撃せよ。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー◆目次はじめに A. お金という(悪)夢 B. 忙しい読者のための要約 C. はじめに開き直っておきたいこと 第0章 泥だんごの思い出 第1章 暴走 すべてが資本主義になる資本主義とは何か/寓話1:私は詐欺師/寓話2:金vs.株 /寓話3:売上ゼロの1兆円企業/寓話4:ブランドが世界を食べる/寓話5:0→4兆円→0/怪しい占い師としての資本主義/ 時間と意味の新大陸/計算・情報・物事/お祭り騒ぎのインターネット/サイコネティックスに向けて/ 存在のインターネット/アカシック・レコード、あるいは価値のカンブリア爆発/すべてが商品になり、すべてに値段がつく/ 来る来る詐欺を超えて:計算網産業革命 第2章 抗争 市場が国家を食い尽くすお金とは何か /お金は意外に若く狭い/実態と記録/お金とデータのデッドヒート/デジタルでグローバルな村落経済/インフレとデータ/全員共通価格システムの崩壊/一物多価の万華鏡 /お金、その意味の変容/国家vs.市場の終焉 /官僚もネコでいい:市場原理主義的社会保障 /人間の証明:アナーキーでグローバルな /市場と国家の離婚と再婚/別の地球に移民する時代/退屈で、古く、汚く、遅い生身地球の管理人 /夜警国家ふたたび/国家から逃走する国家 /中毒者の沼 /測れない経済へ 第3章 構想 やがてお金は消えて無くなるやっぱり猫が好き /「お金は諸悪の根源である」/招き猫と泥団子/経済はデータの変換である /データを食べる招き猫が経済を自動化する /資本主義からお金を抜く /泥団子ふたたび /「アートはお金になる」から「お金がアートになる」/お金で買えないものはない? ハイブランドふたたび /記憶としてのアートークン /エンデの遺言 /知らない幸福、測れない幸福 /貨幣発行自由化の極北 /贈与の解毒に向けて /データ自己破産とよみがえるお金/市場・国家・共同体のパッチワーク/稼ぐより踊れ おわりに 22世紀の〇□主義へーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |
![]() | 世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ 発売日: 2024年12月17日頃 (著)齋藤ジン 出版社: 文藝春秋 NHK「ニュースウォッチ9」(2025年3月5日)に出演!あのジョージ・ソロスを大儲けさせた“伝説のコンサル”初の著書ヘッジファンドが見すえる中国の衰退、そして日本復活資産運用業界の“黒子”に徹してきた私が、なぜ初めて本を書くことにしたのか。それは、日本の方々に伝えたいメッセージがあるからです。ひとことで言えば、日本は今、数十年に一度のチャンスを迎えているということです。東西冷戦後の世界秩序を支えてきた「新自由主義」が崩壊し、勝者と敗者がひっくり返る“ゲームチェンジ〞が起きているのだーー。マネーの奔流を30年近く見てきたコンサルタントによる初の著書。 |
![]() | 土と生命の46億年史 土と進化の謎に迫る 発売日: 2024年12月26日頃 (著)藤井一至 出版社: 講談社 【大反響! 発売即・続々重版!!】「生命」と「土」だけは、人類には作れない。ーー謎に包まれた土から、地球と進化の壮大な物語が始まる。現代の科学技術をもってしても作れない二つのもの、「生命」と「土」。その生命は、じつは土がなければ地球上に誕生しなかった可能性があるという。そして土は、動植物の進化と絶滅、人類の繁栄、文明の栄枯盛衰にまで大きく関わってきた。それなのに我々は、土のことをほとんど知らない。無知ゆえに、人類は繁栄と破滅のリスクをあわせ持つこととなった。そもそも、土とは何か。どうすれば土を作れるのか。危機的な未来は回避できるのか。土の成り立ちから地球史を辿ると、その答えが見えてくる。『土 地球最後のナゾ』で河合隼雄学芸賞を受賞した土の研究者による、待望の最新作!【本書の内容】第1章 すべては粘土から始まる第2章 生命誕生と粘土第3章 土を耕した植物の進化第4章 土の進化と動物たちの上陸第5章 土が人類を進化させた第6章 文明の栄枯盛衰を決める土第7章 土を作ることはできるのか◆前書きより〔「土とは何なのか?」「なぜ生命や土を作ることができないのか?」という本質的な問いをあいまいなままにしておくことはできない。46億年の地球史を追体験し、豊かな土と生命、文明を生み出したレシピを復元することがこの本の目的である。そこに、土を作り人類が持続的に暮らしていくヒントが埋もれているはずだ〕〔生と死は、生物と無生物は、土でつながる。多くの陸上生物は土から命の糧を得て、やがて遺体は土の一部になる。つまり、土も変化する。土が変われば、そこで生きられる生物も変化する。40億年の相互作用の中で、地球は次の時代の主役となる生物に適した土壌を用意する。土に居場所を見つけた生物は生存権を得て、さもなければ絶滅してきた。途中でレースを降りた恐竜の化石とは違い、土はいつも陸上生物のそばで並走してきた。土は、地球の変化を見続けてきた“生き証人”としての顔を持つ〕〔どうだろうか。もし、足元の土が実は生命誕生や私たちヒトをも含む生命進化、今日の環境問題の根っこにまで大きく関わる46億年にわたる壮大なストーリーを教えてくれるとしたら。もう恐竜の化石にすべてを任せておくわけにはいかない。身近にありながら、普段はあまり注目されることのない土だが、私たちは土なしに繁栄していなかっただろうし、いまだに人類が人工的に作れない複雑で神秘的な力を秘めている土が未来を照らす一条の光となるにちがいない〕 |
![]() | わかったつもり [読解力がつかない本当の原因] 発売日: 2005年09月 (著)西林克彦 出版社: 光文社 「わからない」ことよりも、「わかったつもり」でいることの方がはるかに問題だ!理解力・読解力を磨くための一冊。 |
![]() | この国でそれでも生きていく人たちへ 発売日: 2025年03月06日頃 (著)森永卓郎/森永康平 出版社: 講談社 森永卓郎が全日本人と息子康平に遺す激動の時代を生き抜く知恵と心のありかた。金、生き方で道を誤らないための最期の提言!原発不明がんと闘いながらベストセラーを執筆し続ける森永卓郎と、現場感を重視した実践的な独自の経済学を展開する息子の康平が、いまの日本のさまざまな病巣についてガチンコで語り合った魂の一冊!!政府への不信、エリートたちによる搾取、挑戦する気概を失わさせる絶望的階級社会……それでもいまこれからを生きるしかない私たちは、この現実とどう向き合い、乗り越えていくべきなのかーー。第一章 来たるべき大恐慌からいかに逃れるか 森永卓郎第二章 分断が引き起こす内戦・世界大戦の危機 森永康平第三章 「令和恐慌」をもたらすのは誰か 森永卓郎第四章 「投資アレルギー」につける薬 森永康平第五章 なぜ金融業界は詐欺師ばかりなのか 森永卓郎第六章 マクロとミクロの混同が日本をダメにした 森永康平第七章 「身分社会」に潰されないための生き方 森永卓郎第八章 「自己責任おじさん」にどう対抗するか 森永康平 |
![]() | 伊藤忠 商人の心得 発売日: 2025年03月17日頃 (著)野地秩嘉 出版社: 新潮社 かつて総合商社万年4位だった伊藤忠は、2021年には純利益、株価、時価総額の3つの指標で業界トップになった。いまや大学生の就職人気ランキングでも上位の常連である。この躍進の背景には、創業者・伊藤忠兵衛から当代の岡藤正広CEOまで、脈々と受け継がれてきた「近江商人のDNA」がある。「商人は水」「三方よし」「人格者を重用するな」など、最強企業のユニークな「商人道」を経営者の言葉から解剖する。 |
![]() | 日本軍兵士ーアジア・太平洋戦争の現実 発売日: 2017年12月21日頃 (著)吉田裕 出版社: 中央公論新社 新書大賞受賞第30回アジア・太平洋賞特別賞受賞310万人に及ぶ犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高率の餓死、30万人を超えた海没死、戦場での自殺・「処置」、特攻、劣悪化していく補充兵、靴に鮫皮まで使用した物資欠乏……。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験をせざるを得なかった現実を描く。【目 次】はじめに序 章 アジア・太平洋戦争の長期化第1章 死にゆく兵士たちーー絶望的抗戦期の実態1 1 膨大な戦病死と餓死 2 戦局悪化のなかの海没死と特攻 3 自殺と戦場での「処置」第2章 身体から見た戦争ーー絶望的抗戦期の実態2 1 兵士の体格・体力の低下 2 遅れる軍の対応ー栄養不足と排除 3 病む兵士の心ーー恐怖・疲労・罪悪感 4 被服・装備の劣悪化第3章 無残な死、その歴史的背景 1 異質な軍事思想 2 日本軍の根本的欠陥 3 後発の近代国家ーー資本主義の後進性終 章 深く刻まれた「戦争の傷跡」あとがき |